念ずれば

今月いっぱいでうちの会社を辞めていく人が、天皇賞で大駆けした①ヘヴンリーロマンスに紙上で◎。
最後の最後に、デッカイ花火を打ち上げた。
僕はもちろんハズレたわけだが直線、①が抜け出した時には思わず興奮して叫んでしまった。
こんなヤクザな職業で、その人も家族の反対を受けつつ、勤め続けていたという。
叫びつつ、いつも誰よりも夜遅くまで机に向かって仕事をしていた、その人の背中を思い出し、胸が詰まった。
またひたむきに闘っていたからこそ、こうやって有終の美を飾れたのだと、素直に信じている。
様々な理由があって、辞めていくわけだが、残された者はその穴のとばっちりを避けることに一所懸命になっていて見ていて悲しい。
何とかして現状を、出来れば更に良いモノを作れるように頑張ろうと思いをあらたに、唇を噛み締める。