オナリーマン


残業の友にと、会社近くのTSUTAYAへ。
井上陽水を探しに行くが、新しいヤツしかなかった。


その帰路。
僕の前、1メートルを会社帰りの中年サラリーマンが歩いていた。
普通に歩いていた。
といきなり、『ぷーーー。』
と前方から発泡音が!
サラリーマンが僕に向かって屁をこきよった。
悪びれもせず、あっさりと、自然現象の如く。
ニッポンの深い闇を見た気がした。
家に帰るまで、シャキッとナイスミドル、仕事出来る上司をキープオンしろよ。


怒りと悲しみがこみ上げたので、
蟹泡を口から垂れ流し、白目を剥いて、その場に倒れようかと思った。
そいで、向こうが「大丈夫ですか?」と来たら、
いきなりブリッジして、エクソシストみたくガーっと這い回って、
オナラどころか、小便ちびらせようかと思ったが、
真っ暗なのでやめた。