kannbenn2004-01-21


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040120-00000133-kyodo-soci


江戸川区で実際に走っているそうです。
「抑止」が目的なんですね。
ならばマスコミニケーションで報じられるのはどうなのでしょう。
せっかくの「そっくり車」がUSJに来ていたスティービー・ワンダーみたいになってしまいますからね。
「そっくり車」に警官が乗ってないと知ったら、別に何とも思わなくなるんじゃないでしょうか。
農家が自分の畑をカラスから守るのと同じです。


どうせならこのそっくり車に石浜ゆうたろうとかを乗せて、都内で西部警察の真似事をやったらどうでしょうか?
そしたら浅草に観光で来ていたおばちゃんの列に「そっくり車」が突っ込んでいったりして・・・
嫌ですね。
こんなのを書いてる自分が嫌ですね。


でも、もし仮に犯罪が起きている現場にちょうど「そっくり車」が通りかかったらどうするんでしょう。
例えば、輩にボコボコにされてるサラリーマンが、「そっくり車」に乗ってる人に助けを求めた場合。


サラリーマン:おまわりさん!助けてください!
乗ってる人:私は、おまわりではないのだ!(完)


うーん・・・これは困りましたね。
でもサラリーマンにしたら何とかして助けて欲しいですから、


サラリーマン:おまわりでなくてもいいから、とにかく助けて下さい!
乗ってる人:よしじゃあ助けるのだ。
■乗ってる人、輩と対峙する。
乗ってる人:君たち暴力はやめるのだ。
輩A:何だよオッサン?オッサンも狩られたいのかよ?
輩B:おい!見ろよパトカーだぜ!
輩A:ホントだ!やばい逃げようぜ!
■乗ってる人、安堵の表情を浮かべる。
輩C:お前ら何ビビッてんだよ。あれはパトカーじゃなくて「そっくり車」だよ。
輩A・B:えっ!そっくり車!
輩C:そう。だから「そっくり車」に乗ってるこのオッサンはおまわりでもなんでもねえよ。
輩A:何だそうか。びっくりさせやがって。
輩B:じゃあこのオッサンもやっちまおうぜ。
乗ってる人;これでいいのだ。


ダメですね。


立川談志師匠に意見を聞いてみましょう。


談志:『あれなんですよ。江戸時代なんかは庶民はみんな長屋暮らしですから、隣近所の目がある手前悪い事は出来ないってなもんでしてね。常にお互いを監視しあってましたから。みんな庶民は狭いところで肩寄せ合って生きてますから、自分の悪い噂が立たないようにみんな真面目に生きてたわけですよ。ところが今は、どいつもこいつも自分の事ばっかり考えてね。他人の事には首を突っ込みたがらないってなってるでしょ。だからこんな「そっくり車」みたいなのがしゃしゃり出てくるんですよ・・・えっ?いやだからそれはね古代メソポタミア文明の時代まで遡らないとダメなんですよ・・・』


こうなったら自警団です。
しかも大物を配属させます。
自分の街を水野晴郎先生にバイクでパトロールしてもらうわけです。
どっこい巷ではバイクに乗った水野晴郎を街で見掛けたら幸せになるとかいう話になってしまったりして。