kannbenn2004-01-28


初めて日記を書きます。
先週の日曜にふらっと訪れた古本屋であるビデオを見つけました。
島田紳助第一回監督作品『風、スローダウン』
300円だったので、即決でレジに並びました。


物語を大雑把に説明すると、
レーサーとしての夢を追いかけ続けるバイクレーサー「おさむ」(石田靖)、おさむの幼馴染で中卒で極道の世界に足を踏み入れた『ショウジ』(長原成樹)、後、これもおさむの幼馴染の西川忠志演じる社長の息子、そいつの遊び仲間で次第におさむに心惹かれて行く歯科衛生士の女。
この4人の友情そして、それぞれの青春、夢にそれぞれがピリオドを打っていく様を描いた青春群像激です。


見終わった後、少々ブルーになります。
全くサクセスストーリーはございません。
それぞれが、それぞれの人生の一つの決断を下すいわゆる引き際を描いていますから。
でもその覚悟を決めた人間の潔さ、美しさは凄く見てて感じました。
まあ有り得ないくらいみんな竹を割ったような性格でね全くネチネチしてないのは気になりますが。


後、作中で成樹さん演じるショウジがこんな事を言います。
『おさむはレースに命かけてるやろ?だから俺もヤクザに命をかけんねん。』
作中ではおさむに対してのセリフなんですが、僕にしてみると自分に言われてるような気がしてドキッとしました。


全体としてはセリフのテンポが良くて見やすいですね。
芸人さんが多数出演しているんですが、皆、肩肘張らずに自然体で演技しているのが良いです。
また舞台が大阪なんですが、大阪だからこそ、そういう演技が日常に近いように感じます。不思議とね。
ちょこちょこコミカルなやりとりのシーンもあるんですが、13年前の作品なのに風化してないです。不思議とね。


あれですね紳助的友情もかなり描かれてます。
そのエピソード一つ一つを見ていくと「ええなあ。」と思わされます。間違いなく思わされます。
ただ、こそばい事もあります。
でも、月9のプライドのキムタ君のような感じではなくて、受け入れられるこそばさです。
見ているこっちも小馬鹿にした感じではなく、思わず微笑んでしまう感じです。


映画とか音楽とかの感想書くの難しいですね。
よくみんな書いてるなと書いてみて感心しきりです。
以後、書かない・・・書けない気がします。
ちょっと勉強しないとダメですね。