無題、無策。

地雷を踏まないように、言葉を選ぶ。
地雷を踏まないように、おそるおそる言葉を選ぶ。
振り返る、そこに消えそうで無秩序な足跡があちこち。
僕の歩いた随分平坦フラットな地面。
京都競馬場の直線みたい。
「全然、何考えてるか分からへんわ!」
「もっと自分が思った事素直に言いなよ!」
彼女の弁。
勝手気ままに歩いてたつもりが、単にあちこちに流されてただけやった。
何か地面がこんもりしてきた。
ズバーン!
地面が割れた。
水が吹き出して、水柱が上がった。
温泉や!温泉が出たんや!
でもすぐに温泉が冷水に変わって冷や水。ズブ濡れになった。
意地張っててゴメンね。
毛布を貸して下さい。