解夏

kannbenn2005-04-29


昨日は懸案のカットモデルとして会社近くの美容院へ。
ちょうど客が引き始める午後7時ぐらいにいらっしゃいとのこと。
会社の先輩と向かう。
到着するも、昨日はかなり繁盛司令長官みたく、一時間半待つ。
ようやくお客さんがいなくなり、こちらへと案内される。
椅子に腰掛け、色々着させられて暫時。
と、ミーティングが始まる。
桃井かおりみたいなマネージャーと呼称されているオバハンが若い兄ちゃんに詰め寄っとった。
浴びせられる罵詈雑言。
凍てつく店内。
『すんまへん。ホンマすんまへん。』
そんな店内に有線からレゲエが流れる。
陽気なブラザーの歌声が面白く笑いそうになるのを堪えながら・・・
オバハンはそこから、どうしたら客が増えるかをテーマにさらに話し続ける。
ミーティングは30分に及んだ。
ようやく終わり、本日カットしてくれる見習いの女性が現れる。
羽田美智子似だ。
と横には桃井かおり似のオバハン。
羽田さんが『今日はどうしましょうか?』とこちらに聞いてきて、プランを決める流れをつぶさに観察するオバハン。
一通りプランが決まった所で、オバハンが『どうなん?説明して。』と入ってきた。
羽田さんが、『今日は長さを残して・・・』と説明を始める。
オバハン『フンフン。』
羽田さん『・・・こちらのお客様は顔の形も角張ってますので、髪を遊ばせて、丸みをつけたいと・・・』
ひとしきり終了。
羽田さん『どんなんかんなーん?でしょうか。』とお伺いを立てる。
するとオバハン。
『さっきから角張ってって何よ?失礼じゃない!』とキレ出した。
やばい。
オバハン『角張ってっていうのが気になって、あんたの話すプランなんか全然覚えてないわよ。』
それの方が失礼やがな!とツッコミそうになる。
オバハン『失礼でしょ。』
羽田さん『はい。すいません。』
オバハン『角張ってって言葉が悪いのよ。例えば・・・張ってるとかって言えば全然違うわよ。』
あんまり変わらないと思いますけど。とツッコミそうになる。
羽田さんが謝り倒してその場は収まる。
そしてオバハンはそれを言い終えると早々と退散。
こうなると羽田さんとは、オバハンを敵として強い連帯感が生まれる。
というほどでも無かったが。
散髪は無事に終わる。
全然、見習いとはいえ、店での経験はあるし、学校も出てるわけだから腕は確か。
ええ感じに切ってもらえた。
終わり際、『また来ますわ。今度はちゃんとしたお客として。』
んんっ!何やもう次も来なければならない感じになっとるがな。
アイター!そこで気付いたオバハンの策略に。
敢えて罵詈雑言を浴びせといて、店員と仲良くさせといて、僕を固定客に仕立ててしまおうという作戦なのね。
まんまと嵌ったわ。
やるなあオバハン。
と思いながら退店。
その後そんな話を肴に仕事が山のように残っているにも関わらず先輩と飲みに行くことに。
バーで一杯やって。
午前0時を回ってから、スナックにカラオケをしに行く。
あいにく客は僕ら以外誰もおらず、さらにマスターのオッサンが一人だけという殺風景な、男臭い空気の中、洋楽好きの先輩に合わせる形でベロンベロンの男二人がピストルズの『アナーキーインザUK』を5回連続で相手のために歌い合うという暴挙に出てしまう。
そして午前3時。
会社に戻ると見せかけて、会社近くのスナックへ。
もうベロンベロン。
ムリと承知で焼酎を煽ったら、一杯で無性に気持ち悪くなり。
カウンターに解夏してしまう。
本日給料日も迷惑料がツケであるのが痛すぎる。