無題

kannbenn2006-04-08



昨日は有楽町で、オフィスの移転のアルバイト。
一緒になった人に、ドイツ料理のコックさんがいた。
銀座一丁目の店で働いているそうで、来年には独立を考えているらしい。
『銀行がなかなかお金を貸してくれないんで、こうやってアルバイトしてるんです。』
もう半年ほど、仕事終わり、休日は少しでも足しになればとアルバイトをしているのだそうだ。
店を出すのは幾らぐらいかかるのか尋ねると、
麻布での出店を考えているそうだが、軽く1000万は越えるらしい。
自分なら別の稼ぎ方を考えてしまいそうだが、着実に堅実である。


そう思い、「ギャンブルなんかはやらないんですか?」と聞くと
『やりますよ。株と先物取り引きですね。』
スケールの違うお答え。
株は最高の儲けが600万円で、損は最高で300万円したらしい。
それでもここまでプラスだという。
『友人が証券会社で働いていて、買い情報が入るんですが、危ないと思ったらどんなに儲かりそうでも、買わないですね。』
あくまで株は安く買って、寝かせるそうのだそうだ。


『独立したら、今の店にいる弟子のようなコック達やアルバイトの子たちと一緒に頑張りたいんですよ。』
その言葉に自分自身を省みて恥ずかしくなった。


仕事が終わり、競馬新聞を読んでいると、
『どうですか?いいのありますか?』との問い。
ハッと気付いて「明日ピッタリのレースがあるんですよ。」
と紹介したのは阪神10R大阪−ハンブルグカップ
これは大阪とハンブルグ姉妹都市提携を記念に創設されたレース。
しかし、いつも聞かれれば、来るかどうかも分からない穴を推奨するのだが、
今回は、1番人気となろう8枠10番オースミグラスワンを推奨した。
この馬は2歳時から、着実にひとつずつ勝ち上がり、
ついに今春、オープン入りを果たした。
重賞を勝ち、GⅠでも好走の姉がおり、その存在を考えれば、素質を信じ、
多少無理使いをさせるケースも考えられるが、
それは同時に馬を壊す危険性もたぶんに秘める。
我慢に我慢を重ね、成長を待ち、手塩にかけて使って来たのは、
関係者が心底、素質を信じて、常に先を見据えていたからであろう。
というのを一通り説明すると、
『家がウインズと近いんで、明日少し買いに行ってみます。』
と言ってくれた。
思いは叶う。
是非とも勝ってくれとの思い、そしてコックさんの成功を願って、
僕も今日はこの馬から買ってみようと思う。
当たれば、今日の仕事終わり、銀座のその店に行ってみたいと思う。


結果↓
http://db.netkeiba.com/race/200609020510/