春の嵐

kannbenn2006-04-11



先週、日曜日の中央・中山競馬。
8Rで南関東・大井から転厩してきたバックオフゴーという馬が勝った。
この馬は昨年の南関クラシック第一弾として行われる『羽田盃(G1)』(中央でいう皐月賞)にて差して8番人気③着に入ったツワモノ。
その後は怪我などで順調に使えなかったが、今春中央に移籍して僅か3戦目で復活勝利を決めた。
地方競馬から、中央に移籍した馬が勝利を収める事自体が難しく、稀であり、
加えて転厩して間もなくの勝利だけに価値は高い。


さて、明日は大井競馬場で1600mのチャンピオン決定戦『マイルグランプリ(G2)』
この出走馬の中に、トキノコジローという馬がいる。
本馬は前述のバックオフゴーが③着となった『羽田盃』を13番人気の低評価を覆す走りで勝利。
このレースの3連単は②着が2番人気であったものの、バックオフゴーも人気がなかったため、113万円の配当となった。
その後のコジローはGⅠで、常に好走も勝ち切るには至らず。
心機一転、昨秋、中央競馬に移籍し、芝の重賞レースを使われるも結果が出ず出戻り。
後から行った、戦友バックオフゴーの勝ち名乗りを地元・南関で聞いた彼の心境は如何なるものか。
しかし、彼は終わっていなかった。
それからは、川崎の条件戦を使われると、力を示して勝利を重ね、再び大舞台に駒を進めた。


時は流れ思い出の『羽田盃』が行われる4月。
出走馬の中には昨年の地方競馬での年度代表馬に選出された、現南関最強馬アジュディミツオー
昨年の覇者であり、アドマイヤドンとも死闘を繰り広げたナイキアディライト
など強豪がひしめいているが、
発奮材料揃ったコジローの会心の一撃に期待する。
ちなみに「back off go!」の意味は、「邪魔だ行け!」だそうだ。
全然引っかからなかった。


結果↓http://www2.keiba.go.jp/keibaWeb/PageFlows/RaceMarkTable/RaceMarkTableController.jpf?k_babaCode=20&k_raceNo=10&k_raceDate=2006%2F04%2F12